2003年11月

カクレクマノミの繁殖、そして次はケントロ、特にパラケントロピーゲとミドリイシの水槽が目標である。
数ヶ月前から照明と濾過の強化を考え、また実際に強化のための材料まで購入したが、最後の一歩がなかなか踏み出しにくかった。現在の水槽をどうするかも含めて他のアクアリストの方の話を聞いて、年末の休み中を目標に新たな水槽を立ち上げたい。


11月4日
11月1日から3日まで久米島旅行のため、飼育録はなし。
昨夜久米島から帰宅。思いっきり遊んだため、今日は疲労困憊で帰宅。旅行から帰宅するときはいつもなのだが、帰宅したとき水槽が崩壊していたら、どうしようと想像してしまう。出発前にシャコガイの足糸が取れたり、カクレ稚魚が全滅するなどしたため、一層不安だった。帰宅後何も異変がない水槽を見て安心する。が、ワムシ飼育ケースの色が黄土色に変わっていることに気が付く。またワムシを死なせてしまったようだ。明日が孵化予定なのに。。。。。

久米島旅行はとても楽しかった。2泊3日の短い旅だったが、沖縄の海を満喫できたと思う。近いうちに旅行記を書く予定。7月の式根島ではミニミニミナミハコフグをゲットしたのだが、今回は特に欲しいという魚には遭遇せず。というか遭遇した凄い魚は皆30cm以上の大きさだった。特にニシキヤッコはとても綺麗だった。ということで持ち帰ったのはブルーの足のヤドカリ(名前不明)だけ。


さんのところを調べてみると、ユビワサンゴヤドカリの特徴にぴったりである。ラッキー!

今夜が孵化予定の卵はもう既にテンパっている感じ。

11月5日
7度目の孵化となる昨夜はいつも通り、10時消灯、ポンプ停止、11時から30分かけてプラケース3つ分稚魚を採集した。今回プラケースは全て本水槽の上に設置。何時もならここでワムシを加えるのだが、旅行中にクロレラを食べ尽くしてしまいエサ不足になったのか、ワムシがほぼ全滅してしまった。残ったわずかなワムシをプラケースの一つに加える。明日ワムシが手に入らないことも考え、ブラインも沸かし始めることにする。

今回は初心に返り、成功した3回目の孵化と同じ方法で丁寧にと思ったのだが、最初から躓いてしまった(;´Д`A```。

今朝覗くと底に沈んでいるのもいるが、まずまずの生存率か。今日中に何とかワムシを手に入れなくてはと思う。
昨日孵化したのは3分の2ぐらい。3分の1はまだ残っているが、2日目は失敗の確率が高いという風説と餌不足もあり、残りは自然に任せるることにする。

ワムシを手に入れて帰宅。昨日入れたわずかなワムシは跡形もない。今回プラケース3つ分ということもあり、手に入れたワムシの半分ぐらいを使ってしまった。

11月6日
孵化2日目の稚魚の数を数えてみた。2つのプラケース(プラ1とプラ3と呼ぶ)にそれぞれ35ぐらい、もう一つのプラケース(プラ2と呼ぶ)に50ぐらいの計120匹の稚魚を確認!稚魚はワムシを食べたことを示す銀腹(お腹の部分が銀色に光っていること。私の造語)になっており、ん〜、調子よし!変態期を過ぎるまではなんとも言えないが、とりあえず初日に十分に餌をあげられなかった不安からは開放された。

ワムシの濃度は成功した4度目と同じぐらい。結構濃い濃度だと思う。今回は横からの遮光に牛乳パックを使ったので稚魚が見やすくていい。

フリソデエビのためにでコブヒトデを購入し帰宅。では「ファインディングニモ」のポスターが張り巡らされ、早くもプロモビデオが流れていた。生体もイソギン、クマノミ中心だった。

稚魚たちは20匹ぐらい☆になっていた。生きている数をざっとかぞえるとプラ1とプラ3が30ぐらいづつ、プラ2が40ぐらいの計100匹ぐらい。☆となった稚魚とそこに溜まったワムシの残骸をスポイトで吸出し、すこしづつワムシを加えておく。まだまた濃度的には十分だと思うが、念のため。


今回の方針は次の通り。

餌やり、底面掃除とも本来は昼を加え、朝昼晩の3回か4回が望ましいと思うが、今回も家族の手を借りず、朝晩2回でチャレンジすることにする。今回は是非成功させたいので生存率の低いブラインのみでの飼育は行わず、最初の5日あるいは7日間(成長次第)はワムシだけを使う。また照明はBB450一灯を水面20cm上から朝6時から夜10時までの16時間。つまり普段の照明時間と変わらない。

11月7日
孵化3日目の稚魚の☆は10匹ぐらい。プラ1とプラ3で5匹づつ。プラ2で☆はゼロ。プラ1とプラ3のワムシ濃度が下がっていたので、多少追加。底面掃除をする。ワムシ培養ペットボトルのクロレラの色が黄土色になってきたので、急いで新しいクロレラを水槽で暖め、替える。時間がなくなったので、培養ケースの方も危ないが、夕方までは持ちそうなので夕方にすることにする。

久米島で採集してきたユビワサンゴヤドカリが抜け殻になっている(;´Д`A```。なにかに襲われたのかな?残念。


帰宅後水槽を覗きこむと、また結構☆になっている。稚魚を数えてみるとプライ1は11匹、プラ3は7匹と激減。プラ2だけは殆ど☆にならず、47匹。合計65匹になってしまった。

水槽を見ているとプラ1には水流が良くあたり、プラケースが揺れている。これが原因か?でもプラ3はそんなことはない。採集の順番はプラ1、2、3の順であるし、全て初日に採った稚魚なのでそれほど差があるようにも思えない。ちょっとこれといった原因が思いつかない。

朝出来なかったワムシの種の植え替えをする。ワムシの種を少し残し、そこにブラインを入れる。今までになくワムシが豊富にあるので栄養強化ブラインを作ってみることにする。

11月8日
孵化4日目の稚魚はプラ3の稚魚が全滅(;´Д`A``。プラ1もあと3匹、プラ2は37匹。合計40匹と早くも3分の1になってしまった。☆になった理由は分からない。あえてあげれば、孵化翌日にワムシがなく、ほとんど上げられなかったことか。

11月9日
孵化5日目の稚魚はプラ1で残っていた2匹をプラ2に移し、プラケースひとつ体制に移行。底面掃除とワムシを追加。今日デジカメをいじっていて初めて動画が撮れるのに気が付いた。早速稚魚を撮ってみる。残りは35匹。今回150匹近くも採集したが、結局は5日目の生存匹数は4回目とほぼ同じになってしまった。

夕方5時半ごろ世話をしようかと水槽を覗きこむと、産卵中。今回7度目で、産卵シーンは初めて見た。産卵を止めてしまうのが怖かったので、露出不足だが、動画を撮した。
動画では殆どメスが産卵しているが、時々オスが交代で精子を掛けている。イソギンチャクを縮ませているのも分かる。(動画をご覧になりたい方はメールをいただければ幸いです。大きさは6.7MBです)。

11月10日
夏頃から既に兆候はあったのだが、最近更に体調が悪化し、痛みも増したため、病院に行ったら、入院ということになってしまった。

会社に連絡し、家内に入院の準備を頼む。それから一番大事な水槽の管理も家内に説明しなくてはいけない。今年の水槽設置以来、何も手伝ってくれなかった家内が、カクレクマノミ稚魚の世話までしたいという。気が付かなかったが、家内も海水魚や珊瑚の魅力を理解してきたのかもしれない。先日久米島に行ったときも、子供より喜んでたみたいだったし。

カクレ稚魚はせっかく今回順調だったのに、自分で育てられないのは本当に残念だ。まあ楽しみを先に取っておくというのは悪くはないかもしれない。

カクレ稚魚の世話の仕方は説明したものの、さすがにワムシの世話には抵抗があるようだ。まあいいか。

11月15日
入院来初めての外出許可が出る。8時に家内が迎えに来て、点滴のチューブを腕に巻きつけ、着替えをして帰宅。

早速シャワーを浴び、水槽に水を足し、イソギンチャクと接触していたウミキノコなどを移動し、クロレラを作り、稚魚のプラケースを掃除し、メールをチェックして、本棚から読みたくなりそうな本を探したら、申告した1時になってしまった。

カクレ稚魚は20匹弱残っている。家内もなかなか健闘しているといえよう。そろそろ乾燥餌をあげてと指示。

イボハタの調子が悪く、岩から剥がそうとしたらすぐに取れてしまった。とっても心配。照明強化計画が中途半端でメタハラはSC1灯にしてしまったことが、原因かもしれない。そのためイボハタにはずっと蛍光灯しか当たっていなかった。時間がないため、今回はそのままに。

11月18日
家内から、今朝、カクレ稚魚が10数匹死に残り1匹になってしまったことを聞く。原因は恐らく掃除がちゃんとできておらず、残った餌が腐り、水を腐敗させたためだと思う。とても残念だ。結局翌日19日に稚魚は全て全滅。。

11月20日
2度目の外出許可が出る。

帰宅後、海水が大分減っていたので加えて、比重を計ると1.025とずいぶん高くなっていた。10L程度水換えをして、時間を掛けて比重を1.024まで落とす。また病院で書いていたHPもアップした。自分の病気についてネットで調べたりしているうちに時間は2時に。電話をして3時まで外出許可を延長してもらった。

イボハタは小康状態。前回の外出時に見たときほど悪くはないが、心配。

11月23日
3度目の外出許可。

家へ帰ると家内が言っていたとおり、イボハタが前に出てきてしまっていた。あまり調子も良くなさそうだし、カクレが入っているハタゴの横に来てしまったため、カクレとセジロが喧嘩ばかりしているので、カクレの出産にも影響がありそうである。

また3Mで買ったウミキノコと新井さんからもらったウミキノコの両方が触手を出していない。ミドリイシはマリブで買ったウスホソトゲ(?)ミドリイシの半分以上が白化。ミドリイシは思い切って出す。

ということで久しぶりに水質検査をすることに。結果はアンモニアゼロ、亜硝酸ゼロか少々、硝酸塩10ぐらい、Ca450KH5ぐらい。KHはともかく、硝酸塩10とは水槽立ち上げ時以来である。ヤノシステムを活性化させるため、嫌気フィルターからの排水とヤノシステム活性化液を入れる。KHは4つあったミドリイシのうち2つ出したし、ヤノシステムの活性化に期待。また、20L程度の水換えを実施。その際に1.024まで上がっていた比重を下げるため、濃度を3分の1ほどまで薄めた。結果、比重は1.022まで下がる。PH7.8と相変わらずの低さである。

またイボハタは何時もの砂地ではなく、珍しくライブロックに付いていたため、いつもの裏側にイボハタの活着したライブロックを移動させる。同時に外していたME150を設置する。イボハタが弱ってきたり、前に移動してきたのはたぶんにメタハラがあたっていなかったことがあると思ったからである。

それから家内にコブヒトデを買いに行ってもらった。フリソデ君がお腹を空かして何時もの場所から移動していたためである。

11月26日

入院中4度目の帰宅。

帰宅して水槽を見ると裏側に移動させておいたイボハタが前に出てきて、またカクレとセジロが喧嘩をしている。イボハタは水槽右側に作ったライブロックの山のベースとなっているライブロックに活着しており、今回移動はちょっと難しい。今回は他にも色々用事が合ったため、移動は見送り。イボハタの状態自体は良くなってきているようだ。移動してきたのは多分近くにあったPHの水流の位置が気に入らなかったのだろう。今PHのキスゴムが緩くなってしまっているので、外れたときが怖い。新しいキスゴムを購入してからPHを移動させ、イボハタも移動させよう。

前回の帰宅時にメタハラを追加した効果でPHが常時測定器を設置して以来、初めて8を越えていた。だからどうだという訳ではないが、嬉しい。

11月29日

入院中5度目の一時帰宅。

昨日、今や30cmはあろうかという茶色のハタゴが5cmぐらいまで縮んでいたとの家内の話を聞き、硝酸塩が下がってないのではないかと疑い、早速試薬で測ってみるとやはりまだ1020ぐらいである。KH2ぐらいしかない(本当か!?)

丁度表に出てきてしまったイボハタを裏に持っていきたいと思っていたところだったので、水槽から水を汲み、珊瑚を一部避難させ、イボハタを裏側に移動させる。イボハタが表に出てくる原因のひとつだと思われるPHは止めてしまうことにする。

水換えは30LほどをPFから抜き出し、新しい海水を加えた。PFからの水の出方が非常に悪い。ヤノシステムがうまく動いていないはずである。それから活性液を2キャップ加える。これで来週ぐらいには硝酸塩が消えてくれているといいのだが。


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