今考えると海水魚やサンゴなど海の生物を飼育するのは、随分前から自分の夢だったのではないかと思う。ある時それが現実に出来ると知ったとき、それがこの趣味との出会いだった。しかし、スタートは最悪だった。

もう10年近く前になるが、近所に出来た海水魚ショップに立ち寄り、珊瑚や海水魚が飼育できることを初めて知った。でも当時は賃貸マンションだったので水槽設置など思いもよらず、「家を買ったらこういう水槽が欲しいね」と家内と話しただけ。自分の家を建てる夢とこんな水槽を持ちたいという夢。要は夢の話であったのだ。自分とは全く縁がないものだと思っていた。

しかし、、、

昨年(2002年)夏に子供が夏祭りで金魚を掬ってきた。良くあることだと思うが、うちでは初めてのことだった。なぜならいつも子供には「うちには水槽がないから金魚掬いはやってはいけない」と言っていたから。でも金魚を見たとたん、子供の頃、鯉を飼っていた時の楽しさを思い出した。翌日、カブトムシ飼育に使っていたプラケースにエアポンプをセット。1週間後には40cm水槽セットを購入、1ヵ月後には60cm水槽セットとエスカレート。金魚も掬ってきた金魚では満足できず、ペットショップで丹頂やランチュウを購入するなどエスカレート。そして金魚飼育のことをインターネットで調べていたときに、個人の珊瑚水槽のHPを見て、自分が本当にやりたかったのはこれだと思い始めた。インターネットで調査したところ、意外に手間とお金がかかるのが分かり、頭を抱える。しかし調べが進むほどにどんどん欲しくなり、我慢できなくなる。

本を探すが、珊瑚飼育について総合的に書いた本ってなかなかないし、高い。その中でマリンアクアリウムレイアウト(吉野敏著・マリン企画・1994年)を買う。約10年前の本なのに定価4300円。高い。古本屋にもないし、しょうがない。

この頃から折を見て山の神様に「あの篠崎の水族館みたいなところ憶えてる?」などと山の神様の珊瑚に対する感触をサウンディングし始めた。なかなか乗ってこない。「あれって高いんじゃないの〜!」  

11月頃になるとどうしても欲しくなってきた。 仕事が忙しくなった場合を考え、出来るだけ手間が掛からない方法を探し、を見つける。を初めて訪れる。だけでなく、初心者の疑問に分かりやすく回答してくれるおじさんに色々相談し、を採用する決心がつく。

さっそく山の神様に「珊瑚水槽がどうしても欲しい」と告白。思い出の篠崎の店に一緒に行き、説得に成功した。
いよいよ12月に入り、で水槽台購入、に水槽ををオーダー。

外部フィルターやメタハラなどを購入する。
年末年始で3週間の休みをとる。グレートバリアリーフへ旅行し、巨大なシャコガイやナポレオンフィッシュなど海の美しさを堪能した。自分で海水魚やサンゴを飼うという夢がどんどん近づいてくる。GBRの海とはいかないかもしれないが、自分の家に自分の海を持ちたい!という気持ちが強まる。

帰国後オーダーしていた水槽が到着。

28日 水槽設置、ヤノシステム組み立て、外部フィルター配管、水を投入、回し始める。3Mのプレゼントに当選したライブロックを受け取りに行く。早く立ち上げたいため、ライブサンド、ライブ濾材も購入。3Mのおじさんに「テストフィッシュとして今日スズメを入れても良いかな」と聞いたら、「後2,3日我慢したら」と言われ、買わずに帰る。生体を入れたくて悶々とする。
30日 沖縄のショップに何時生体を入れていいか相談。明日なら大丈夫だろうとのこと。もともとここからはライブロックだけを購入し、ちゃんと水が出来てから、海水魚や珊瑚を購入するつもりだったのが、誘惑に勝てず、他の生体も一緒に購入を決意。オーダーしてしまった。
31日 沖縄からのライブロックを投入。
珊瑚、ハマクマノミなどの生体も投入。
タマイタイソギンはほぼ着死。40cm水槽に隔離し、エアレーションと水換えを繰り返す。ハマクマも10cm近くある立派なサイズのものだが、餌を食べない。餌(シュア)が悪いのかと思い、近所のペットショップで冷凍ブラインを購入し、与えてみる。購入先のアドバイスは「水が悪いのかもしれない」とのこと。今考えると恐ろしい。多分アンモニア、亜硝酸に満ち溢れた水でアップアップだったのだろう。

シャコガイの底から貝柱のようなものがぶら下がっているのに気がつくが、よく分からないまま、放置する。念のため、購入先に問い合わせておく。隔離水槽はすでにイソギンが入っていたこともある。これが間違えだった。

2003年
1月1日帰省
2日 実家のPCで購入先からのメールを読む。「シャコガイは至急隔離するように」とのものだったが、3日に帰る予定だったのと「多分大丈夫だろう」という安易な気持ちから、そのまま実家にいる。
1月3日夜、帰宅。水槽崩壊を発見。水が白濁し、強烈は腐敗臭が家中に漂っている。ものすごい虚脱感。深く深く落ち込む。もうこの臭いは二度と嗅ぎたくないと思う。とにかく臭いが臭かった為、夜中までかけて、水槽をリセット。ため息ばかり。美しい珊瑚たちを見て和み、ストレスを解消したかったのが、新たなストレスを抱え込んでしまった感じ。

今回の件の反省
* 水槽を立ち上げてから生体を入れるのが早すぎた。最初はライブロックとテストフィッシュ5匹ぐらいにしとくべきだった。ライブサンド、ライブ濾材でも同様。初心者が陥りやすい典型的な失敗かな。
*そもそも水に対する意識が低すぎた。今考えると海水が上手く出来ていなかった。今なら10Lの水を作るのに15分から30分はよく撹拌し、塩の結晶が残らないように気をつけるのに、当時は大体解けたら良しという感じだった。撹拌も5分ぐらいだったと思う。
*シャコガイが☆になったのに気が付かなかった。☆になったシャコガイは直ぐに取り出すべし。

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